アンセリンの作用
運動機能向上
アンセリンを運動の前に摂取すると、筋肉への疲労の蓄積が抑制されます。
健康な男性7名にアンセリンを体重1kgあたり11mg摂取してもらったうえで、脚あげ(図1)を2回行い、筋電図を測定しました。抗疲労効果は筋電図から算出される運動時の中心周波数(MPF:図2)の傾きを指標とし、プラセボ(偽薬)を摂取した場合と比較して疲労度を評価しました。 その結果、アンセリンを摂取した場合は運動1回目に対する2回目の相対的な傾きが少なく、プラセボを摂取した場合と比較して有意な肉体疲労の軽減が見られました(図3)。 | 図1 脚あげ 図2 運動時の中心周波数(MPF)の変化 | 図3 アンセリンを摂取したケースはプラセボのケースに比べ運動1回目に対する2回目の相対的な傾き(a1/a2)が小さく、肉体疲労の軽減が見られた 出典:食品工業、53(2)、60-67(2010) |
アンセリンは、LDH(乳酸脱水素酵素)遺伝子の発現を増加させ、乳酸の代謝を促した結果、疲労の蓄積が抑制されたと考えられています。 |
基礎データ |
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作用 |
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