当社が取り扱う製品は170品を超え、鰹・鰹節を始め、昆布、煮干、エビ・カニ、フルーツ・野菜、畜肉など様々な素材の調味料製品を取り揃えています。 |
同じ素材でも風味や口当たり、形状が異なる製品をいくつもご用意しており、たとえば、鰹・鰹節の調味料だけでも液体、粉体、顆粒、シーズニングオイル、乾燥具材など10種類以上展開しています。幅広いラインナップでYSKの製品がお客様の商品設計のお役に立てることをお約束します。
また、当社では、エビ・カニ殻由来のN-アセチルグルコサミンを始めマグロ・カツオ由来のアンセリン、海藻由来のフコースなど天然素材から抽出した機能性素材も多数取り揃えております。研究開発も積極的に取組んでおり、調味料・機能性素材の製造方法や用途に関する特許を多数保有しています。
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YSKでは2022年に全工場で食品安全の国際規格であるFSSC22000を取得しました。開発・原料調達・製品化までの各工程で品質を確認し、安全・安心な製品をお届けできるよう隅々まで気を配っています。運用体制の見直しを定期的に実施することで、各規格への適合性を維持し、有効性を高める仕組みが構築されています。
例えば、水やアルコールでの抽出に対応可能な各種抽出設備、微細で一定した粒度の乾燥粉末を製造することができるSD(スプレードライヤー)、熱をかけ香ばしいロースト風味を付与することができるDD(ドラムドライヤー)、食材の味や香り、色を維持したまま粉末化することができるCVD(連続真空乾燥装置)など特色ある設備を保有しています。 | 液体抽出設備 |
これらを活用し、素材を活かした各種のだしやエキス類、ペースト、シーズニングオイルといった液体製品や、エキスパウダーやフルーツパウダーに代表される粉体製品を製造しています。
また、複数種類の粉末を混合することや、押出造粒などによる顆粒品も製造可能です。さらに、精製設備を活用した成分精製、高濃度化にも対応できます。
様々な設備を使い分けることで、お客様のニーズに合わせた製品を提供することができます。
SD (Spray Dryer:噴霧乾燥装置) | CVD (Continuous Vacuum Dryer:連続真空乾燥装置) |
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北海道産の日高昆布・利尻昆布、焼津産の鰹節など、産地にこだわって原料を調達することも可能。さらに、安定した供給を目指します。 |
10年以上の研究期間をかけ開発したのが、カニ殻由来の低分子量キチン(LMC)です。カニ殻は土壌改良資材として古くから伝承農法で活用されていますが、効果が出るまでに数年かかるという問題があります。 当社では独自技術で加工することで、すぐに効果を発揮できるLMCを開発することに成功しました。植物が健全に育つための「バイオスティミュラント」素材として、農業市場や芝生産業などへの展開を進めています。 |
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YSKでは2018年にタイ・バンコクに駐在員事務所を設置したのを皮切りに、アジアをはじめ、欧米への展開を見据えています。 |
また、YSKのもう一つの柱である機能性食品は、日本が先駆けとなって築いた分野です。栄養、味覚や香りに加え、生理学上の機能という三次機能について当社も古くから研究に取り組み、N-アセチルグルコサミンやアンセリンといった機能性食品を生み出しています。
YSKが誇るジャパンクオリティの技術を武器に、日本の食文化を、焼津の海から世界へ。そして未来へと挑戦し続けていきます。