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2008年08月22日 「鰹だし」に活性酸素の消去効果を確認

「鰹だし」に活性酸素抑制効果


当社は、「鰹だし」に活性酸素を消去する働きがあることを確認しました。「鰹だし」にこのような効果があることが分かったのは初めてで、当社研究開発部はこの結果を、8月29日から名古屋市で開かれる平成20年度日本調理科学会で発表します。


 鰹節
鰹節

活性酸素は酸素分子が活性化した状態の物質で、反応性が高いために、ガンや心臓疾患などさまざまな病気の原因になるといわれています。当社は2007年9月に、鰹節からつくった「鰹だし」に、食品の酸化を抑える抗酸化力があることを突き止め、学会発表しています。今回は、研究範囲をさらに掘り下げて、「鰹だし」に活性酸素を消去する力があるかどうかを確かめました。  

実験に使った「鰹だし」は焼津産の荒節から取り、代表的な活性酸素であるスーパーオキシドアニオン、ヒドロキシラジカル、一重項酸素、ペルオキシラジカルの4種類に対する消去効果を調べました。

その結果、「鰹だし」には4種類すべての活性酸素に対して消去効果があることを確認しました。特にペルオキシラジカルに対しては、「鰹だし」0.1%の濃度で半分に消去することが分かりました。一重項酸素の場合も、0.2%の濃度で半分に消去できました。  

さらに「鰹だし」に多く含まれている成分で、アミノ酸系物質のアンセリンおよびヒスチジン、クレアチニンの活性酸素への効果を調べました。結論として、アンセリンおよびヒスチジンはヒドロキシラジカル、一重項酸素、ペルオキシラジカルに、クレアチニンはスーパーオキシドアニオンに、それぞれ消去効果の強いことが分かりました。
 鰹だしの活性酵素に対する消去効果


※実験に使った「鰹だし」は鰹節と水の重量割合を1対20にしてとったもの

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