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2008年12月15日 作りたての風味をとじこめた「冷凍鰹だし」を発売

作りたての風味をとじこめた「冷凍鰹だし」を発売


当社は、作りたての鰹だしを濃い濃度のまま凍結した、新タイプの「冷凍鰹だし」を開発し、「風味氷結TM鰹だし」として12月15日から発売しました。このだしは、濃縮してないのに高濃度であることや、風味の優れていることなどが特長で、当社では業務用の広い需要を見込んでいます。 風味氷結
風味氷結TM鰹だし

これまでの業務用の鰹だしは、抽出後の濃縮や殺菌のための加熱処理で、どうしても、鰹だしの本来の風味が薄れてしまいました。しかし当社は、鰹節から直接高濃度で抽出する特殊な技術を開発、これを精密なろ過方法で除菌してそのまま凍結し、"香り"と"旨味"を包み込んだ新製品を開発しました。

香りや旨味が、実際どの程度含まれているのかを専用測定器※1で分析したところ、香りの量は「一般の鰹だし※2」に比べて約10倍あることが分かりました。また鰹だしの旨味成分として代表的なイノシン酸※3も、約10倍多く含まれていました。

発売した商品は、風味の強い「風味氷結 鰹だしK-1」と上品な香りが特徴的な「風味氷結 鰹だしK-2」の2種類。商品形態は500g冷凍パックおよび1kg冷凍パックで、商品1kgから10リットル~20リットルの鰹だしが調製できます。

販売は、そば・うどん店などの外食市場や、高級総菜店などの業務用が中心です。この冷凍だしによって各店舗は、だしを抽出する費用や手間をかけずに高級風味を提供できるほか、だし取り後のカスが出ないなどのメリットがあることから、当社では業務用市場から歓迎されると見ています。



※1 専用測定器:GC-MS(ジーシーマス)。物質の種類や量を分析する機器。
※2 一般の鰹だし:水に対して5%の鰹節を使用してとれた「だし」。
※3 イノシン酸:鰹節の旨味成分の1つで、昆布の旨味成分として有名なグルタミン酸と相乗効果を示す物質。

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