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トップページ > 新着情報 > 2017年3月21日 フコースの肥満抑制効果および脂肪細胞分化・成熟に及ぼす影響に関する学会発表について

フコースの肥満細胞抑制効果および脂肪細胞分化・成熟に及ぼす影響に関する学会発表について


自然界に存在する基礎的な単糖の一つであるフコースについて、内臓脂肪の増加を主因とする体重増加を抑制することが、当社と東京大学大学院 農学生命科学研究科の潮 秀樹 教授との共同研究で明らかになりました。
本研究成果は、2017年3月18日(土)から20日(月)に京都女子大学で開催された日本農芸化学会2017年度大会で発表されました。

フコースは、昆布などの褐藻類において構造維持を担う多糖として存在していますが、動物やヒトの細胞においては細胞表面の糖鎖に含まれており、細胞間の情報伝達や免疫反応に重要な糖であるとされています。さらにヒト母乳中においては、遊離の糖として存在していることが明らかにされています。このようにフコースは生体内でありふれた糖とされていましたが、フコース自体の機能性に関わる報告はほとんどない状況でした。

そこで、当社と東京大学大学院は共同で、高カロリー食によって肥満化させたマウスに対するフコースの影響およびフコースがマウス脂肪細胞に及ぼす影響について検討しました。

マウスに高カロリー食と共に各種濃度でフコースを摂取させたところ、対照群と比べて0.01および0.1%フコース投与群で体重増加が有意に抑制されました。
また、肝脂肪量には有意な差は認められなかったものの、内臓脂肪量については9日および25日目に有意な低下が認められました(図には、フコース摂取開始9日目の腹部スキャン画像を示しています)。
さらに、マウスにフコースを経口投与した24時間後の肝臓の遺伝子を解析したところ、複数の脂肪代謝関連因子の発現が変動し、遺伝子発現レベルでも脂質の蓄積抑制および脂質の分解促進が裏付けられました。


フコース摂取後腹部CT
図:フコース摂取開始9日目の腹部CTスキャン画像
また、マウス脂肪細胞を用いた試験では、前駆脂肪細胞から成熟脂肪細胞への分化がフコースによって遅延されることが明らかとなりました。また、成熟した脂肪細胞にフコースを投与すると、脂肪の分解が促進されることが明らかとなりました。これらのことから、フコースは、脂質の代謝を制御して、動物試験で観察された内臓脂肪の増加を主因とする体重増加を抑制することが推察されます。

本研究成果を受け、当社は製品開発を加速させ、2018年3月を目途にお客様に納得いただける製品の販売に向け取り組んでまいります。
  

【 発表情報 】
 大  会: 日本農芸化学会2017年度大会
学会期間: 2017年3月18日(土)~20日(月・祝)
場  所: 京都女子大学 A08会場
発表日時: 2017年3月19日(日) 14:45~
演題1: フコースの肥満抑制効果 (発表者:東大院農 苑 曉)
演題2: フコースの脂肪細胞分化・成熟に及ぼす影響 (発表者:東大院農 伊東 美保)

 


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