N-アセチルグルコサミン
胃壁保護作用
特許第5035787号「α-1,4結合型アセチルグルコサミン含有 O-グリカン型糖鎖の分泌促進剤並びにこれを含有するヘリコバクター・ピロリ菌を原因とする病態の治療予防剤」NAGの摂取により、ピロリ菌による胃の炎症が改善されます。
Helicobacter pyroli を予め感染させたスナネズミに対し、 5%NAG または 5%グルコサミン塩酸塩を溶解した水、 もしくは通常の水を12週間毎日自由摂取させ、胃の重量などを指標として炎症を評価した。 その結果、NAG摂取群において対照に対し有意な炎症の改善がみられた。 | ![]() 平均値±標準偏差 #:p<0.05(群間比較) Student t検定による |
NAGは胃粘膜中~深層に存在する細胞から産生される粘液において、O-グリカンという糖鎖にα結合型という特殊な形で含まれています。 このO-グリカンはピロリ菌の粘膜への接着を抑制するとされており、NAG摂取によるO-グリカン増加と炎症抑制機能が寄与したものと考えられます。 |
基礎データ |
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作用 |
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比較 |
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